
Bodzzの第一弾プロダクトとして開発された、TWS型オンイヤーヘッドホン「Croiy(クロイ)」。
このヘッドホンは、最初から“売れる形”を狙って生まれたものではありません。
一人のエンジニアの原体験と、USE Inc.の中にあった「やってみたい」という空気が、形になっていった結果です。
ものづくりの原点は、「音に心を動かされた体験」
Croiyの開発を担当したエンジニアは、もともと営業職としてキャリアをスタートしました。
「ものづくりに携わりたい」という思いからエンジニアに転身し、USE Inc.に入社後は、自転車関連製品のテスト設計や機能実装、R&D業務などを通じて、ソフトウェアと製品づくりを学んできました。

そんな彼の中に、今も強く残っている原体験があります。
それは、ヘッドホン専門店で初めて“良いヘッドホンの音”を聴いたときのこと。
イヤホンとはまったく違う、音の広がりや立体感。
「ヘッドホンって、こんなにすごいんだ」と感じたあの瞬間の衝撃が、ものづくりへの原動力になっていました。
なぜ、ヘッドホンだったのか。
USE Inc.としても、「自社製品としてワイヤレスヘッドホンをつくりたい」というビジョンが社内にありました。
エンジニア自身の思いと、会社としての方向性が重なり、Croiyの企画は動き出します。
ただし、目指したのは“よくあるワイヤレスヘッドホン”ではありませんでした。

街中でよく見かけるのは、音質は良いけれどサイズが大きく、どこか重たく見えるオーバーイヤー型。
「音が良くて、もう少し気軽に使えるものがほしい」
そんな感覚から、Croiyはオンイヤー型を選択しました 。
最初に決めた軸は、「気軽さ」と「違和感のなさ」
Croiyの開発で、最初に決めた“外したくない軸”はとてもシンプルでした。
- 様々なファッションに馴染むこと
- 持ち運びやすいこと
- それでいて、良い音質にこだわること

オーバーイヤーほど大きくなく、イヤホンよりも音の広がりを感じられる。
そして、年齢や服装を選ばず、自然に身につけられること。
「ヘッドホンをつけている感じ」が前に出すぎないデザインを目指しました。
理想と現実のあいだで
開発の中で、最も難しかったのは“理想をどう形に落とし込むか”という点でした。
デザイン、機構、機能、性能。
それぞれに理想はあるけれど、すべてをそのまま実現できるわけではありません。
どこを守り、どこを調整するのか。
理想と現実のギャップを一つひとつ埋めながら、Croiyのバランスは整えられていきました 。
開発を振り返って、エンジニアはこう話します。
「理想と現実のギャップをどう埋めていくのか。
その過程で、いろいろな人の意見や経験が重なり合い、ひとつの製品ができあがっていくのだと実感しました。」
Croiyが寄り添いたい時間
Croiyは、特別な場所だけで使うヘッドホンではありません。

外出先で音楽を聴くとき。
家で、少し集中したいとき。
片側だけ装着して、作業しながら音声を聴くとき。
TWS構造だからこそ、左右どちらかだけの使用もでき、アプリで音のカスタマイズも可能です。

「こう使わなければならない」という決まりはありません。
使う人自身が、自分に合った使い方を見つけていく。
その自由度も、Croiyの魅力のひとつです。
使うほどに、なじんでいくヘッドホン

Croiyは、強く主張するヘッドホンではありません。
けれど、使うほどに「これがちょうどいい」と感じられる存在でありたい。
日常に溶け込み、音楽との距離を、少しだけ心地よくしてくれる。
開発を担当したエンジニアは、Croiyの魅力について、こんな言葉で表現しています。
「使い方や聴き方の自由度が高く、使用シーンの幅が広いことも、この製品の特徴だと思います。
ユーザー自身が、自分に合った使い方を探していける。
その余白があることも、Croiyの魅力のひとつです。」
Croiyは、そんなヘッドホンを目指して生まれました。